Q. 在留中に注意すべきことは何ですか?

日本で在留を続けるためには、日常生活の中で守るべき大切なポイントがあります。これらは単なるマナーではなく、入管による「在留状況の安定性」「素行の良好性」を判断する重要な要素です。更新・永住・帰化など、あらゆる審査に影響しますので、必ず押さえておきましょう。

 

A.在留中に特に注意すべき5つのポイント

適法な活動を行うこと(資格外活動に注意)

在留資格ごとに許可されている活動内容は異なります。たとえば、留学生のアルバイトには制限があり、就労資格のない人が働くと重大な違反になります。必ず自分の在留資格で認められている範囲を確認してください。


社会保険・税金を正しく納付すること

国民健康保険、年金、住民税・所得税などをきちんと納めているかは、審査で必ず確認されます。未納や滞納があると、更新や永住許可に大きく影響します。


法律違反をしないこと(交通違反も含む)

スピード違反や信号無視など、軽い交通違反であっても積み重なると「素行不良」と判断されることがあります。刑事事件はもちろん、日常的な交通ルールにも注意してください。


住民登録・住所変更を期限内に行うこと

引っ越しをした際は、14日以内に市区町村で住所変更の届出が必要です。さらに、入管への届出も忘れないようにしましょう。


契約トラブルを避け、誠実な生活を送ること

家賃の滞納、携帯の未払い、消費者トラブルなども審査に悪影響を及ぼすことがあります。日常の契約や支払いを適切に行い、誠実な生活を心がけることが大切です。


これらが審査に与える影響

上記のポイントは、入管が判断する以下の要素に強く関係します:

  • 在留状況の安定性
  • 素行の良好性
  • 社会適応性

特に永住申請や日本人の配偶者等の許可更新では、日常生活の小さな問題も審査対象になることがあります。